救命の連鎖〜命を救う四つの輪〜傷病者の命を救い、社会復帰に導くために必要となる一連の行いを「救命の連鎖」といいます。「救命の連鎖」は《心停止の予防》《心停止の早期認識と通報》《一次救命処置》《二次救命処置と心拍再開後の集中治療》の四つの輪で成り立っており、この四つの輪が途切れることなく素早くつながることで救命効果が高まります。はじめの三つの輪は、近くに居合わせた人により行われることが期待されます。近くに居合わせた人により心肺蘇生が行われた場合、行われなかった場合より生存率が高く、救急隊の到着を待つことなく、AEDを使用し電気ショックが早く実施されたほうが、生存率や社会復帰が高いことがわかっています。